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7inch spin! The Ballroom Curt Boettcher Sandy Salisbury The Millennium ソフトロック名盤

7inch spin! The Ballroom Curt Boettcher Sandy Salisbury The Millennium ソフトロック名盤

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The Ballroom -
Spinning, Spinning, Spinning / Baby, Please Don't Go
(Warner Bros. Records 7027 Promo) 1967
Superb sunshine pop / soft rock alltime masterpiece.
Written by Curt Boettcher, Ruthann Friedman.
Flip Excellent psych version Big Joe Williams cover.
Written by Joe Williams (Big Joe Williams).
Both sides Produced by Curt Boettcher for Our Productions.
Members are
Curt Boettcher, Sandy Salisbury, Jim Bell, Michele O'Malley.

The Beach Boys の1966年の名作アルバム Pet Sounds や
The Beatles が翌年リリースした Sgt. Pepper's Lonely
Hearts Club Band の影響で世はまさにコンセプトアルバム
の需要が高まっていた。世論に絶賛されるアルバムこそが
ロックミュージックの金字塔とされるような風潮であった。
Gary Usher はそんな中で一人のクリエイティヴな若者に出会う。
この若者こそ、Curtis Roy Boettcher ことフラワーハーモニー
の魔術師 Curt Boettcher だ。彼は Kurt Boettcher と
名乗っていた時期もあり、その後も Boetcher, Betcher と
ファミリーネームの綴りが変化する。

Curt Boettcher は1944年にウィスコンシン州の田舎町
Eau Claire で生まれ、軍役につく父の関係で高校生時代は
2年間ほど日本の岩国基地で過ごし近郊の広島にも
よく遊びに出かけていた。
岩国基地で Curt Boettcher は Radio D.J. をしていて、
彼はその際歌舞伎他の日本の音楽を知って、その特有の
不協和音 (Dissonance / Discordanc) に興味を持った。
Curt Boettcher は、その後アメリカに戻りミネソタの
大学に入学した。

1962年後期に Holmberg 家の長兄 Gary Holmberg、
妹の Sheri、そして一番年下の Dotti Holmberg の姉妹、
そして友人の Ron Neilson の4人は The Keynotes という
フォークグループを結成した。
Curt Boettcher は日本の岩国基地で過ごした後、
ミネソタの大学に入学した際に同地では 深く Folk Music
に傾倒した。Bob Dylanもミネソタ州出身であるように
同地は古くから Folk / Hootenanny (形式ばらない
フォークダンスソング)が盛んで、1962年に Twist の流行
で若干ダンスムーヴメントがあったものの1963年5月3日
に Excelsior Amusement Park という遊園地に
The Beach Boys を招いて行われた無料ライヴと
1963年11月に Dick Clark Caravan of Stars Tour が
ミネソタへ訪れるまでは、同地はフォークソング一色だと
言っていいほどだった。1963年1月に Gary Holmberg が
Curt Boettcher に出会って以来、Curt Boettcher は
ミネソタ州ミネアポリスのコーヒーショップ Le Zoo で
The Keynotes と共にステージに立って歌っていた。

Gary Holmberg が新たなグループ The Stowaways を
結成したので Curt Boettcher は自身が書いた
オリジナル曲を Sheri と Dotti の Holmberg 姉妹に
教えて歌っていた。Sheri Holmberg 19歳、
Curt Boettcher 18歳、Dotti Holmberg 17歳、
ギター、バンジョーの Ron Neilson が最も若く
当時16歳、この4人で新しいグループ The GoldeBriars
は1963年2月に結成された。新たなスタイルを標榜する
このフォークグループは人気を博し Epic Records と
3枚のアルバムをリリースする契約を結ぶ。

The Music Machine のメンバーで後に Curt Boettcher
とプロダクションを運営する Keith Olsen は
サウスダコタで生まれたが12歳のときにミネソタ州
ミネアポリスに引越しそこで育った経緯を持つ。
彼は1964年に女優でフォークシンガーだった Gale Garnett
の Bass Player を担当しており、Washington, DC.のクラブ
The Cellar Door に The GoldeBriars が出演した時に
Curt Boettcher と初対面した。
既に後の The Mamas and Papas のようなサウンドを
確立していた The GoldeBriars のサウンドは Folk Music
から Harmony Pop Music へと昇華していたので
ミュージシャン達に高く評価されていた。興味深い事に
Folk Music は弦楽器のエレクトリック化によって
ロックへアプローチをかけ、コーラスワークによって
ポップへアプローチをかけていた事が解る。
その後のマルチトラックレコーディングの進歩によって
Curt Boettcher の才能がさらに開花した事を考えると、
Curt Boettcher が日本に滞在していた事、
ルーツが Folk Music だった事は特筆される。

The GoldeBriars のセカンドアルバムがリリースされた後、
当時 Sheri Holmberg は Curt Boettcher と付き合っていたが
二人が分かれた後に愛に疲れた Sheri Holmberg は一時的に
The GoldeBriars を離れた。9月に彼女はグループに復帰し、
それと入れ替わるようにオリジナルメンバーで最年少の
Ron Neilson がグループを脱退してミネアポリスに戻った。
その間も Curt Boettcher はさらにサウンドをロック化
させる為に楽器演奏者を新メンバーとして追加させた。
The GoldeBriars の新メンバーで、その後 The Music Machine
や The Millennium のドラマーになった Ron Edgar も
ミネソタ州ミネアポリス出身で、間もなくして Keith Olsen
も The GoldeBriars のローカルツアーに Bass Player
として参加協力することになった。

The GoldeBriars がサウス カロライナ州チャールストンの
クラブ 300 King Street で演奏した時に、RCA で既に数枚の
アルバムをリリースしていた地元の人気フォークグループ
The Wayfarers のメンバーだった Sean Bonniwell に出会った。
The GoldeBriars を気に入った彼はすぐに The GoldeBriars と
一緒にステージで歌った。
Sean Bonniwell は The Beatles の進出によってもはや
Folk Song の需要が終焉に向かっている事を察して
The Wayfarers を脱退し、The GoldeBriars のメンバーと
なっていた Ron Edgar と Keith Olsen を誘って新たなトリオ
The Ragamuffins を結成した。
Keith Olsen は当時 Sheri Holmberg と結婚したばかりで
二人はロスアンジェルスに旅立った。Keith Olsen はロスで
The GoldeBriars のプロモーションをする役目も持って
いたのだ。1965年5月1日に Ron Edgar は正式に
The GoldeBriars を脱退した。
The Ragamuffins はビートチューンやサイケデリックソング
を数曲を録音したがリリースに至っていない。このトリオが
発展したのが後の The Music Machine だった。

The GoldeBriars は Epic からリリースされる予定だった
サードアルバムから先行でシングルをリリースした。
I'm Gonna Marry You / June Bride Baby (Epic 5-9806)
ではプロモ盤にピクチャースリーヴを付けて配布した。
1965年6月1日、Holmberg 姉妹に聞かされていなかった
グループの問題が明らかになる。Epic Records は
Curt Boettcher のルックスにアイドル性を感じており
Holmberg 姉妹では Curt を引き立てないと示唆した。
Dotti と Sheri は Epic Records に連絡して、グループを
去ることを通知した。Epic Recordsは2人の新しい
女性歌手に置き換えグループは続行し3番目のアルバム
がリリースされることを伝えた。
しかし Holmberg 姉妹はこの計画を進める気がなかった。
Epic は The GoldeBriars のサードアルバムのリリース
をキャンセルした。
そして1965年6月7日 The GoldeBriars は消滅した。

The GoldeBriars 解散後に Victoria Winston とのデュエット
Summer's Children を結成していた Curt Boettcher は
元 Vee Jay Records のエグゼクティヴだった Steve Clark が
設立した Our Productions に Tandyn Almer や Tommy Roe
と共に従事していた。
Curt Boettcher は1966年初頭に Gary Usher と出会った、
その際 Gary Usher は Curt Boettcher に Brian Wilson
も紹介している。

その後も Curt Boettcher はさまざまなユニット名義や
フォークロック&ポップバンドのコーラスアレンジを手がけ
アヴァンギャルドかつプログレッシヴなハーモニーを構築
させていた。Curt Boettcher の手掛けるハーモニーは現在では
Wall Of Harmony としてマニアから絶賛されるもので、
このサウンドは一環として彼特有のサマーヴィジョンが
内包されている。
元々 Curt Boettcher はフォークミュージシャンとして
活動を始めたシンガーで、その後 The GoldeBriars
でのデビューを皮切りにオーヴァーダビングに魅せられ
彼は独特なサウンドを確立させる為に多くの実験を
繰り返していた。その中にはコーラスアレンジを手掛け
1966年に The Association によって大ヒットとなった
"Along Comes Mary" 全米7位や、"Cherish" 全米1位
もあった。また Curt はその狭間においてその後の
Millennium や Sagittarius の母体となる The Ballroom
のセッションを行っていた。
The Association の一連の Curt のコーラスアレンジに
驚いた Gary Usher は早速 Curt にコンタクトをとった。
それはヒット曲を手にした The Association が傲慢にも
Curt はおろかマネージャー他多くの関係者を解雇した頃だった。

Something Young は Curt の地元の学生時代の旧友だった
Pam Parker, Rudy Parker 夫妻と後に The Ballroom を一緒に
結成する Sandy Salisbury を率いたスタジオユニットである。
Something Young -
Oh, Don't Come Crying Back To Me / The Words I'm Seeking
(Fontana F-1556) 1966
A-side Written by Jill Jones (The Electric Prunes の
"Get Me to the World On Time" の作者で、Sandy Salisbury の
"A Little Bit Of Love", "Here Comes That Feeling" の作者)
B-side Written by Ruthann Friedman (The Garden Club の
メンバーで、The Association "Windy" の作者)
このシングルは1966年8月にリリースされたが、奇しくも
The Association に解雇された時期で、むしろ自由に
活動を広げていた頃である。
Curt Boettcher は当時 The Ballroom セッションの先駆け
となる Your Gang (Mercury MG 21094/SR 61094) を
Gary Paxton Studio で録音を続けており、Toxey French,
Ben Benay, Jerry Scheff 3人による後のサイケデリックユニット
Goldenrod (Chartmaker CSG 1101) が演奏を担当した。

1967年3月にリリースされた Lee Mallory のセカンド
シングル "Take My Hand" は当事 Valiant Records のスタッフ
ライターをしていた Dick Addrisi, Don Addrisi の
Addrisi Brothers が書いたラブソングで素晴らしい
サンシャインポップに仕上がっている。

まさに時代の寵児となった Curt Boettcher の創り出す
オーヴァーダビングサウンドとコーラススタイルは大きく
前進する。The Ballroom の録音は Friar Tuck (Mercury)
に引き続き Gary Paxton Studio で行われたアヴァンギャルド
なセッション中に録音された。

当時 Gary Usher は The Beach Boys の Pet Sounds の持つ
スピリチュアルなフィーリングに感化されており、自らが
これまでに得ていたレコーディングノウハウを生かせる素材を
探していた。その素材を Wonder Boy こと Curt Boettcher の
レコーディングセッションから見つけだしたのだ。
その素材は以前 Curt Boettcher が Gary Paxton Studio で録音
していた The Ballroom のセッションにあった。
Curt Boettcher は The Ballroom 名義で本件シングル
Spinning, Spinning, Spinning / Baby Please Don't Go
(Warner Brothers 7027) を1967年5月にリリースしている。
A面は Curt Boettcher, Ruthann Friedman によるオリジナルで
もはや Millennium の音像と同様のサマーヴィジョンが
垣間見れる出来であり、Millennium のサウンドコンセプトが
確立する夜明けであった事が解る。
先述の Something Young - The Words I'm Seeking
同様に "Little Girl Lost-And-Found" で有名な The Garden Club
(A&M Records 848) のメンバーで、The Association "Windy"
の作者 Ruthann Friedman が自由と開放感溢れる詩を
書いており、時代の息吹を見事に閉じ込めた録音となった。
B面はオリジナルの Big Joe Williams によって1935年に
広く知られるようになったブルーズのスタンダードナンバー
をアヴァンギャルドなアレンジで仕上げた傑作カヴァー。
Curt が岩国基地在住時代に学んだ雅楽や歌舞伎他の
日本の音楽特有の不協和音 (Dissonance / Discordanc) が
ブルーズのスタンダードを破壊していく様が凄まじい。
それを物語るようにエンディングで破壊エフェクトが入る。
この録音はロスのセッションギタリスト Mike Deasy の
変名アルバム Friar Tuck And His Psychedelic Guitar
(Mercury MG-21111/SR 61111) に引き続き
Gary Paxton Studio で行われたアヴァンギャルドな
セッション中に録音された。
Gary Usher の旧友でもある Gary Paxton は Curt Boettcher が
バックを務めた Tommy Roe のアルバム It's Now Winters Day
でもエンジニアーを担当しており、当時 Curt Boettcher が
所属していた Our Productins のレコーディングに大きく貢献
している。また Toxey French, Ben Benay, Jerry Scheff ら
後にロスアンジェルスのサイケデリックコンボ Goldenrod
が演奏を担当した。
ヴォーカルセクションは Curt Boettcher や Sandy Salisbury
らが担当。Goldenrod は Curt Boettcher のワークスである
Your Gang (Mercury 21094/61094) に引き続きバックを
担当しており、これらは全てアヴァンギャルドなセッション
を得意としていた Gary Paxton の Studio で収録された一連の
セッションだ。そして The Ballroom でリリースされなかった
音源が Millennium や Sagittarius へと昇華していったのだ。

今ではソフトロック / サンシャインポップのスーパーグループ
として認知されている The Millennium だが当初は
Lee Mallory と彼のバックバンドである Goldenrod
(Toxey French, Ben Benay, Jerry Scheff) が母体となっており
Lee Mallory と Jerry Scheff が「千年の平和と繁栄」を
意味する The Millennium と名づけた。
そこに Curt Boettcher がグループのセッティングや
プロデュースを担当するメンバーとして参加をし、
前年の The Ballroom セッションから Sandy Salisbury が
参加し Curt Boettcher と共にヴォーカルセクションを担当して
グループの骨格が固まっていった。

カンパニースリーヴ付き。
オリジナル7inch シングル。盤質良好品。
コンディション(盤): M

両面実際の音をアップロードしたので御確認ください。
YouTubeでサンプル試聴可能。リンクをペイストしてください。
https://youtu.be/5VZMt_1b6a0?si=HnAfK-D_khoFxMDE



本件商品は中古レコードです (多くは試聴確認出来てません)
査定は見た目によるものです:コンディション (カヴァー/盤)


商品はすべて目視による査定です。
SEALED シールド 未開封状態
(開封されていないので盤質は確認出来ません)

M (Mint) ジャケット、盤ともに光沢を保ち、
特筆すべきマイナス材料がなく良好な状態です。

M- (Mint Minus) ジャケット、盤ともに若干の些細なスレ等が
確認出来ますが特筆すべきダメージは見受けられない
光沢を保っています。

VG++ と表記されているものもありますが、それは強調表現
でして経年劣化が M- より見受けられる程度のものです。
若干の経年劣化はありますが光沢もあり
中古品としては良好です。

VG+ 並の中古品とお考え下さい。ジャケット&盤ともに
使用感があります。ジャケットに経年劣化があり光沢が無く
スレがあり、色が薄くなった所や汚れがあります。
古いシングルのジャケットには経年によるヨレがあります。
盤には光沢が無く、チリノイズの原因となるスレや
細かな擦り傷があります。

VG マイナス材料となる傷みとか汚れが目立ちます。
ジャケットのヨレやシワ等があります。
盤には目立つ擦り傷が多くあります。

Poor 存在自体が稀有なアイテムはコンディションが悪くても
ヘビーコレクターの為に出品する場合があります。
所謂ボロですが、ボロでも需要の高いアイテムは
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