■アイテム
パオック ギアレスラチェットハンドル
差込角 1/2inch (12.7mm)
パオックは1989年創業、日本の工具専門ベンダー(企業)です。
自社工場を持たず、国内外のOEM提供を受け→販売しています(アメリカ、EUでは一般的な経営スタイル)。
需要と為替を見極めた工具専門会社というところでしょうか。
既存の工具を徹底調査→十分な性能が担保できている信頼性の高い工具→OEMを受ける→という流れでパオックブランドを成立させています。
これは創業者がDIY好きという側面が作用しているようです(自身が満足のいった工具を安価でユーザーに届けたいという考え)。
ターゲットはDIY初級からDIY中堅層、、、ホムセンを中心に薄利で事業展開しています。
■コンディション
中古・未使用
古いもです、、状態に神経質な方はご遠慮ください。
■内容
カチカチ音のしないギアレスラチェットハンドルです。
無段階でぬるぬる回ります(不思議な感じ)。
回転方向は一方のみ。
『差込角』を押し込むと反対側に凸っぱり(相対的に)逆回転と同じ向きになるという仕様です。
ギアレスメガネレンチありますよね??あれに常時1/2inchスクエアの「鉄棒」をスライド機構をつけてセットしてある感じです。
現在はもう枯れた技術で、、基本安心安定のメカニズムです。
ギアレスメガネより肉厚なので、より高トルクに対応してます。
厳密(というかカタログスペック的?)には『送り角 〇〇度』(数度)という感じだったと思います。(←細かい数値は忘れた、、、スイマセン)
実際ギアがないのでこの『数度』というのは微妙な表現ですが、おそらくベアリングの詰まるまでの「あそび」部分の解釈だと思います。
ぶっちゃけ完璧なゼロ度(クリアランスゼロ)だとベアリング自体が入らないわけで、かといって剛性に不安のある柔らかいベアリングは使えないし、温度変化に対応させるたり耐久性を持たせるのにこの「送り角数度」は適切かと、、、
まぁ『無段階』という表記で正しいと思います。
単にクレーマー対策のためにこの「あそび」を送り角とした側面もあるとは思いますが・・・
絶版モデルです。
■経緯
15~20年くらい昔にロイヤルホームセンター(横浜港南台)で見つけました。
無音無段階でヌルヌル回り、逆回転しないラチェット機構がおもしろくて衝動買いしました。
ただ、、『1/2ソケット』は所有しておらずそのままお蔵入り、、、結局使うことはありませんでした。
ビニール袋に入れて室内(室温)保管、段ボール内で(日光をさけて)の長期保管です。
保管環境に喫煙者ペット無し。
母材の脆化やグリスの酸化は抑えられていると思います。
(確か)購入当時商品タグに「本締めNG」の表記がありました。
店舗スタッフにどのくらいまで締められるか聞いたところ「本締めOKです」という返事を頂いております。
・・・ではなぜわざわざ「本締めNG」の表記があるか聞いたところ非常識なユーザー対策の為に記載してあるのだそう、、、具体的には『固着したボルトにかけた状態でハンドルをガツンガツンキックして緩める』『タイヤホイールナットにかけた状態のハンドルに乗ってジャンプする』『サビたボルトに掛けた状態でハンマーで叩いて緩めようとする』などだそう・・・
(むちゃくちゃやな、、、ふつうにブレーカーバーを使えって話です)
ふつうに使用する場合は本締め全く問題ないそうです。
あとプロの整備士による過酷な使用環境では(パーツ交換等のメンテができない等の事情もあり)十数年くらいの使用が限界かもしれないそうです。
シロウトレベルでは50年くらいは十分使えるでしょうとの事でした。
・・・これは個人的な推測ですが、、
本ラチェットハンドルは日本のスエカゲツール製かと思っています。
根拠は、共通部分が多い(多すぎる)点です。
仮に壊れてもスエカゲツールは一切保障に応じないという契約だったのではと。
パオックにしてみれば、『アフターサービスを保証できない』→『購入者は壊れないように使え』 → 『商品タグには本締めするなと但し書きを付けろ』、、、こんな感じだったのではと想像しています。
あとこれ、、SIGNETにも同じものが供給されてましたよね?